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皮膚の構造
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皮膚は大きくわけて3つの層からできています。下から皮下組織、真皮、表皮といい、それぞれまったく異なる構造をしています。これら3つの層は互いに協力しながらひとつの器官として機能しています。

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真皮について
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皮膚の95%は真皮です。皮下組織と違い、厚みに個人差はあまり無く、むしろ年齢や体の部位による差が大きく、一番分厚いのは背中とされています。

真皮は上下の2層に分かれています。
網状層は膠原繊維(こうげんせんい)と弾力繊維が縦横に走っていて、その間をゼリー状の基質が埋まっています。乳頭層は、血管やリンパ管が詰まった、いわば体内と表皮との連絡網のような物です。網状層の中の膠原繊維は真皮の約7割を占め、肌のハリに重要な役割を果たしています。弾力繊維は真皮の0.6〜2.1%、年齢とともに減っていきますが、肌に弾力を持たせる主役です。化粧品の広告に良く出るコラーゲンは膠原繊維の主成分、エラスチンは弾力繊維の主成分で、ヒアルロン酸(※1)は基質の成分のひとつです。網状層の中には、こうした真皮の成分を作り出す繊維芽細胞が転々と散らばっています。

※1:ヒアルロン酸
1グラムで6リットルの水分を保持できる物質で、多糖類の一種。バイオテクノロジーで人工的に生産できるようになってから、化粧品にも盛んに配合されるようになった物質。

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表皮について
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表皮や真皮の境は薄い基底膜1枚で隔てられていて、ここを通して表皮に栄養分が供給されます。表皮の一番下は、基底膜に沿って細胞が1列に並んでいる基底層。基底層の細胞には、ケラチノサイトとメラノサイトの2種類があり、ケラチノサイトは規則的に細胞分裂を繰り返し末は垢となる表皮細胞を作り出します。メラノサイトは細胞の中でメラニンを作って外に出しています。

ケラチノサイトが2つに分裂して出来た新しい細胞のうちひとつが、その上の有棘層(ゆうきょくそう)に上がります。ここでは不要な成分をどんどん分解していくので、細胞の中身が少なくなり形が扁平になっていきます。また、この層の中に免疫反応に関わるランゲルハンス細胞があります。その上が顕粒層。垢になる前の準備をする段階でNMF(※2)や細胞間脂質を生み出しています。一番上の角質層は、表皮の厚みのたった10分の1しかないですが、「きれいな」肌の最も重要な要因になる部分。核の無い扁平な角質細胞(※3)が10数層重なり合っていて、細胞と細胞の間に、NMFと細胞間脂質でモイスチュアバリアを作っています。

※2:NMF
Natural Moisturizing Factorの頭文字をとった言葉でつまり天然保湿因子。角質細胞の中にあって、水分をキャッチしそのまま保持する働きをする物質郡のことで、全部で約20種類ある。その内訳は、アミノ酸40%、ピロリドンカルボン酸(PCA)12%、乳酸塩12%、尿素7%など。

※3:角質細胞
ケラチン(繊維性タンパク質)と、分厚い細胞質膜、それに基質からできている。角質層の体積の90%を占める。残り10%はセラミドや脂肪酸などを含む細胞間脂質。角質細胞がレンガとするなら、細胞間脂質はセメントのようなもの。

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資料(図)
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